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HOME > プロジェクト・ニュース > フリーペーパー「THE SIGN TIMES」表紙に宮島達男と立花ハジメの対談が掲載。
▼最新10件のニュース
2004.05.28 -受賞
「1000 Deathclock in Paris」受賞のお知らせ
2004.01.26 -記事掲載
「ART it」Winter Spring 2004に 宮島氏と立花氏の インタビューが掲載されました。
2004.01.20
1000reallife.net オフィシャルサイトリニューアル
2003.12.06 -テレビ
パリ日本文化会館で展示中の 宮島達男+立花ハジメの 新作「1000 Deathclock in Paris」が NHK BS「デジスタ」で紹介。
2003.10.28 -展覧会
「1000 Deathclock in Paris」パリ日本文化会館で開催されるグループ展に参加
2003.10.09 -イベント
東京デザイナーズブロックへプロジェクト参加。シンポジウム・イベントと常設展示を開催。
2003.10.05 -イベント
宮島達男トークイベント in NADiff (表参道)
2003.10.04 -テレビ
NHK BSハイビジョン番組 「迷宮美術館」に宮島達男が出演。 新作「Deathclock」を 初めてオンエアーで公開。
2003.09.29 -web関連
ポータルサイト「Excite」で、 「宮島達男特集」がスタート!
2003.07.25 -記事掲載
「senken h vol.30」に プロジェクト紹介事が掲載
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2003.07.08
外苑前のカフェ、Sign発行のフリーペーパー
「THE SIGN TIMES」表紙に宮島達男と立花ハジメの対談が掲載。
外苑前のカフェ、Signが発行するフリーペーパー「THE SIGN TIMES」最新号に、宮島達男と立花ハジメの対談インタビューが掲載されました。
「THE SIGN TIMES」発行に合わせて、Sign, OFFICEにて、ポスターの展示、DM、Cardが設置されます。
お近くにお越しの際には、是非、ご覧下さい。
Sign
東京都港区北青山2-7-18 山崎ビル1階
Tel: 03.5474.5040
掲載記事([SIGN TIMES]6月掲載予定、5/11収録)
宮島達男・立花ハジメ対談
宮島: 最近始めようとしているプロジェクトで立花さんから出た「ローカルネットワーク」という考えからプロジェクトがどんどん膨らんでいってるね。ネットワークといえば、インターネットなんかは、こんなにワールドワイドに何千万人も使っているのに、僕にはなんだかリアリティがないのね。
立花: 10年位前に、新しいメディアってことで登場したインターネットだけど、そのふれ込みが「何でも出来ます」だったのね。でも実際全然そうじゃなかった。それでも最近はインターネットで検索したらいろんなことがすぐに分かるし、随分最初のふれこみに近づいてきたよ。
宮島: でもインターネットで検索して得られる情報はすごく表面的だと思う。もっと深く知りたいと思ったことも、ある表層で区切られていて、そこから深く入り込めない感じ。でもハジメさんが言ってたローカルネットワークは、ある地域やある人がいて、その周りの限定された地域だけでつながりあうネットワークでしょ。これはもっとリアルで深く行けそうな気がする。それで今回のプロジェクトはネットが関わってくるんだけど、ローカルネットワークをおもしろいなと思い出したきっかけみたいなものはそういう所にある訳だよね。
立花: 実は、コアな情報を持ってきて、またその情報が早いとか貴重だったりする人間ってインターネットがない時代からいるし、今もインターネットより早いんだよね。「あいつがまさにインターネットだな、みたいな」
宮島: なるほど!人間がネットワークなんだ!それってまさにリアルじゃない!
立花: でしょ?僕の言ってるローカルなネットワークメディアというのは時間限定、地域限定、物理的なローカルという意味合いと、考え方の上でのローカルという意味。それと友達のネットワークということ。よく「どういうアーティストに影響受けてるんですか?」って聞かれるけど、一番影響受けてるのは友達からなんだとつくづく感じる。
宮島: 変わってないんだね、立花さんは。「プラスチックス」もちょうどテクノミュージックが全盛の頃出てきたバンドだけど、音がなんだか懐かしかった。YMOは技術や音楽理論的に高尚な感じがするんだけど、プラスチックスはすぐ隣にいてくれる「友達」的気さくさがあったんだよね。
立花: それはずっとあるよ。それと友達から影響を受けながら、作品作るときも「あいつに受けたいな」と思って作ったり、今回みたいに「あいつと仕事してると楽しいな」と。そういう風にして活動してきたら僕はたまたま現代美術とかの文脈に入ってなくて、まあストリート系というか何かが動いている常に現場でいるような存在になってた。
宮島: でも昔デジタルアートとかいう呼称もあったじゃない(笑)僕もそう呼ばれていて、何やってる人か分からなくてとてもイヤだったんだけど(笑)
立花: そんなの僕なんかマルチアーティストとか呼ばれてたんだよ(笑)意味分かんない、怪しい呼び方(笑)
宮島: 訳の分からない新しいものが出てくると、何か名前をつけて安心したいというのはいつの時代もあるね。でも僕もローカルなネットワークってのは考えてもみなかった。現代美術は1対1の関係じゃなくて1対不特定多数みたいな関係なんだけど、ほんとはアートユーザーと作者が1対1で向き合って切り離せない密接な関係を築いてみたかったの。そこにハジメさんから聞いた話から「まさにこの関係だ!」と感じて今回のプロジェクトが変容してきた。
立花: 僕も作品は、自分に向かって1対1で作ってるんだけど、ある時、自分も使っているアプリケーションのデザインの方が、それを使って作り出すデザインより余程よくデザインされているなと感じたことがあったの。それからプログラミングやソフトの方に興味を持ちだして、パッケージ一つをデザインするというよりは、今回みたいなローカルなネットワークという環境メディアをデザインすることに進んできた。
宮島: 今回いろんなメディアツールが「Deathclock」には組み込まれているけど、その中のRFIDタグなんてまだ世に出てないでしょ?
立花: 名前こそ普及してないけど、SUICAとか定期券代わりに使ってるよね。そのうち普通に一般化される時代がすぐに来るよ。でも、いつの時代もそうだけど、早くて楽で便利になってよかったね〜で終わってしまうものと、嗜好品として絵や音楽とかで残っているものがあるよね。
宮島: 今回の試みでは、経済的効率を目的に生み出された技術をもう一度自分自身を振り返るツールとして使ってる。生活は便利になったけど、心の栄養っていうか芸術ってそういうためのものじゃない?そのために使いたいなと。
立花: 世の中便利になって顧みられることもなく終わっちゃうメディアでなく、それを使って何かデザインしたり音楽を作ったりできる可能性をクリエーターとして追求したいね。RFIDタグは一年後にはもっとポピュラーになってるメディアだと思うけど、今回はそれを使って「自分と向き合える」というコンセプトが核になってこそ面白い。
宮島: 今年10月実現予定のパリでのグループ展も一緒に行けるといいな。僕は今までユニットみたいな活動をした経験がないから、今回はぜひ立花さんと一緒にやってみたい。なんだかすごくリアリティがあって、立花さんが考えているローカルネットワークと、それにフランスの人たちに参加してもらった作品をどーんと展示できると思うとわくわくするよ。
立花: 僕はある意味いつもと変わらないスタンス。いつものように、とにかく刺激を与えてくれる友達と仕事出来ると思うとそれだけで楽しみだよ。
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